測定練習

kuroken2006-07-19

写真は昨日のヒトコマ。
顔はわかるけど、なぜ腹にモザイクが?(笑)
とても他人様にお見せできるようなものじゃないんです……。


名古屋大学で面談を行なってから約1ヵ月後の7月11日──宇宙医学実験参加確定のメールが届きました。
「うわーい♪」と喜び浮かれ、これから始まる貴重な体験をぜひとも記録しておかなければと、ブログを立ち上げた次第。
さてさて。
昨日までは、駆け足で過去の出来事を説明してきましたが、ようやく現在に追いついてまいりました。
本日語るのは、昨日実施された測定練習のお話。


20日間の寝たきり生活に入る前に、まずは筋力測定やMRI検診など、参加者それぞれの細かいデータをとらなければなりません。
できるだけスムーズに測定を行なえるようにするため、今回は最大筋力測定とエアロバイクによる自転車運動の練習。
というわけで、再び名古屋大学を訪れました。
参加者全員がいっせいに測定できるスペースはないので、2〜3人ずつ時間をずらして集まることに。
ほかの参加者と顔を合わせるのは、もちろんこれが初めて。集合場所で出会ったのは細身の爽やか青年でした。こちらは太身のどんより中年。うう……。
しかし、体型はまるで違えど、共に20日間を戦う同志なわけで、そう思っただけでなんだか親近感が湧いてきちゃいました。


実験室のようなところに通され、前回お会いしたA先生を含める3人の先生がたとご挨拶。
あちこちにパソコンが置かれ、中央にはスポーツジムにおいてあるようなエアロバイクが鎮座。
をを。なんだかいかにも「運動学を研究している!」って感じです。
Tシャツと短パンに着替え、まずは身長と年齢を申告。
細身の彼は28歳。僕は……
「37歳です」
やっぱり、年齢をいうのは恥ずかしいな。だって、応募要項の年齢制限を思いきり上回ってるんだもんね。


まずは、最大筋力測定から。
「筋肉痛にならないように、充分にストレッチをしておいてくださいね」
そういわれたので、軽く屈伸運動。
今になって思えば、もっと念入りにやっておくべきでした。
ちなみに、上に貼りつけた写真が、足の筋力を測定する器具です。ありがたいことに、このブログを見てくださっているA先生が「ブログで使ってください」と撮影してくれました。
一見、ただの椅子なんですが、腰をベルトで固定され、さらに足首もバーに縛りつけられちゃってます。バーを前に押しやることで、脚の筋力測定ができるんだそーな。
「まずは右脚から始めましょう。50%の力で押してみてください」
A先生の合図でスタート。いわれたとおりにすると、目の前のパソコンに折れ線グラフが現れました。強く押せば押すほど、値が上昇するみたいです。
「では、次は70%の力で」
先ほどよりも強くバーを押すと、うまい感じで折れ線グラフも上のほうへと伸びていきます。
「じゃあ、次は全力で。はいっ!」
「ふむむむむむーーっ!」
歯をくいしばり、全神経を右脚に。
あ、あう。ふくらはぎがつりそう……。
「もっと! もっと頑張って!」
「ううううううううううっ!」
「はい、そこまで!」
もうそれだけでくたくたです。体力のなさを痛感。
はあ。よく頑張ったぞ。研二。
額に浮かんだ汗を拭っていると、A先生がひとこと、


「では、ここから本番です」


え?
えええええ?
今までのは練習だったんですか?
「今みたいに、全力を出してください。2回繰り返します」
ふにゃあ。
しばらく休憩したあとで、本番1回目の測定。
先ほど全力を出しきってしまったので、数値はかなり低くなってしまいました(涙)。おまけに、ふくらはぎがピクピクしてくるし。
同じことを左脚でも行ない、筋力測定は終了。
終わったあと、ふくらはぎに触れたら、ものすごく筋肉が固くなってましたよ。
ああああ。もっと念入りにストレッチをやっておくんだったなあ。
立ち上がろうとしたら、足もとがふらふら。
情けない……。


「では、次はエアロバイクです」


あああああ。こんな調子で自転車なんて漕げるのか?
明日に続く!