うんこの逆襲

kuroken2006-08-11

いきなり、衝撃的な写真ですみません。


「どーゆーふうにうんこをしているのか、イマイチ絵が思い浮かばない」というご意見をいただきましたので、参考までにとアップさせていただきました。もちろん、ホントに力んでるわけじゃありませんのでご心配なく。パンツも下ろしておりません。


以前、「宇宙ペン」と「宇宙アイスクリーム」と「HなCD-ROM」(笑)をくださったKさんが、面会に来てくれました。
今回のお土産もしゃれてます。



隕石を模した砂の塊を慎重に砕いていくと、中から宇宙石が出てくるというオモシロ商品。なんと0.1カラットのダイヤモンドが入っていることもあるんだとか。ふふふ。なにが出てくるか楽しみだなあ。
さらに嬉しいことに、Kさん、本日発売の「別冊ヤングマガジン」を買ってきてくださいました。僕が脚本を担当した「逆転裁判」――いよいよ連載開始です
僕自身、完成した漫画を見るのはこれが初めて。ドキドキしながらページをめくりましたが、うわあ、面白い。面白いよ、これ。いや、自画自賛じゃなく、作画担当の前川かずおさんが上手にアレンジしてくださったおかげ。情報量が多いため、斜め読みだとよくわからなくなっちゃう可能性がありますので、どうぞじっくり読んでみてください。


今日はダブル・トレーニングの日。しかも、エッセイの〆切まで重なっていたので、めちゃくちゃハードでした。宇宙旅行中に仕事をしたのはこれが初めて。やっぱり疲れます。寝たままの執筆はキツイです。ろくに推敲もできなかったし……。
宇宙旅行へ旅立つ前は、「よーし、旅行中の20日間で長編1本書き上げちゃうぞお」なんてことを考えていましたが、とんでもない。そんなの絶対に不可能です。宇宙旅行が終わるまで、もう仕事はしません(きっぱり)。


前置きが長くなってしまいました。
さて。今日も懲りずに、


うんこの話。


最初の排便を無事に終え、「なんだ、たいしたことないぢゃん」と安堵した僕。
その油断がいけませんでした。天災は忘れた頃にやって来る。いや、うんこはべつに天災じゃないけど。
2度目のうんこ。
ラクショー、ラクショー♪」と鼻歌まじりに便器をあてがい、「ふむむ!」と踏ん張った僕。うんこが出ると同時に、なにやら腰のあたりをなま暖かいものが伝っていきました。
「……え? なに?」
腰に手をやると、ぬるりとした感触。
もしかして、便器から漏れたのか?
湿った指先をおそるおそる確認しましたが、とくに汚れている様子はありません。うんこが漏れたわけじゃない。じゃあ一体、なに?
まあ、今はとにかくうんこを出してしまうことが先決だと思い、「ふむむむむ」とさらに力むと、それに合わせるかのように、再び腰のあたりがじょわわわわ〜ん。
「このなま暖かさ……わかった!」
ようやく、なにが起こっているかを理解する僕。


一緒におしっこが出ちゃってるんです。


「いやああああああっ!」
またもやパニック状態でナースコール。
「どうしました? 黒田さん」
「うんことおしっこが同時に、前から後ろからあああっ! BY畑中葉子
「落ち着いてください」
「どうすればいい? ねえ、どうすればいいの?」
「安楽尿器を使って、おしっこを受け止められませんか?」
「おお、そうだ! その手があった!」
安楽尿器のレシーバーをセット。その状態で踏ん張ると、またまた腰のあたりがじょわわわわんわんわん。
「ああああああっ! ダメだあああっ! 仰向けになった状態じゃ、おしっこを受け止められない!」
息子の長さがもうちょっとあれば、ポジション次第でどうにかなったのかもしれませんが、このときはまだ体調もあまり優れず、思いきりミニマム状態だったんですよね。だから、うまく横向きにさせることができませんでした。え? もともと、小さいんだろうって? だ、断じてそんなことはない!
「仕方がありませんね。そのまま出しちゃってください」
「え? このまま、前から後ろから?」
「おしっこのほうは拭き取りますので」
そういって、お腹の周りにティッシュを敷き詰めるケアスタッフ。
こうなったらもう、度胸を決めてやるしかありません。
「うおりゃあああああっ!」
……ほとんどやけくそ。


数分後。そこにはお腹をおしっこでぐしょぐしょに汚した僕がいました。
当然、シーツもびしょ濡れ。
「もう怖いものなんてなにもないよ……ママン」
その瞬間、僕はそれまで大切に守り続けてきたなにかを確実に失ったのでした……。