トレーニング〜1

kuroken2006-08-04

今日は友人夫婦がそろって遊びにきてくれました。
発売されたばかりのCDを買ってきてくれたりして、ひじょーにありがたかったです。
やはり、持つべきものは友ですね。
僕がちょうどトレーニングを終えたばかりのところへやって来たので、ついでに旦那さんに全身を(あんなところやそんなところまで)拭いてもらいました。無理矢理、パンツまでむしり取られちゃったけど。
……やはり、持つべきものは友ですね。
パシャッ!
「なに? 今の音は? え? なんでカメラを構えてるの?」
すっぽんぽんになって、必死で股間を拭っている姿を盗撮されちゃいました。
「これを世間にばらまかれたくなかったら、今後あたしを女王様とお呼び。おーっほっほっ」
高らかに笑う奥さん。
……やはり、持つべきものは友ですね(半泣き)。
ってゆーか、この夫婦はやはり恐ろしい……。
でも、知り合いが面会に来てくれるのは、ホント嬉しいです。いい気分転換になりますし。皆さんもぜひ、愛知医大病院まで遊びに来てください。


さて。
今日は、毎日行なっているトレーニングの話でもしましょう。
以前にもお話ししたとおり、被験者は「ずっと寝たままのグループ」と「毎日トレーニングを行なうグループ」の2種類に分けられます。僕はトレーニンググループに振り分けられたため、毎日運動をすることになりました。
最初は「このグループになれてよかった♪」と思ってたんですが、最初の不安はベッドインした直後に訪れました。
僕よりも1日早く宇宙へ旅立ったNさんが、ストレッチャーに乗せられて、隣のトレーニングルームへと運ばれていきます。そこに用意されているのは耐G測定で使用した世界に1台しかないエアロバイク付き遠心機――セントリフュージョン
「一体、どのようなトレーニングをするんですか?」
そう尋ねたところ、
「1.4Gで負荷60Wのバイクを30分間漕いでもらいます」
との返答が。
「ああ、そうなんですか。1.4Gで30分――」


……え?


ちょっと待て


一瞬、自分の耳を疑いましたよ。
1.4Gを30分間?
僕、耐G測定では、1.2Gに3分間しか耐えられなかったんですよ。
そんなのできるわけが……。
ああ、そうか。やっぱり聞き間違えたんだ。きっと、「1.4Gの60%の重力で……」って答えたんだな。うん、そうだ。そうに違いない。
無理矢理納得しようとしたそのとき、
「ダメです! 止めてください!」
レーニングルームからNさんの叫び声が聞こえてきました。
……え? ……え? どゆこと? やっぱり1.4Gで30分間なの?
このままガバリと上半身を起こして逃げ出しちまおうか――ふと、そんなことを考えた初日の僕でありました。
明日へ続く!